こんんちわ。 かみ屋の中の人(なかのひと)第2号です。
かみ屋の中の人(第一号!?)の、特殊技能を使う仕事が忙しくなったため、一瞬、週言を書いてみたくなったので、第2号として登場してみることにしました。。。。そのうち隣でウズウズしている人も第3号、第4号、や隠居の部屋の人など、出てくる可能性もあるかもしれません。 一体全体何人いるのかって? それは 秘密です。秘密結社です。
かみ屋の中の人第2号は、かみ屋に就職するまで、美術や表具とは全くかけ離れたことをしておりました。入社して早3年が経とうとしていますが・・・・入社して以来、日本人なのにそんなことも知らないのか?いや?本当にそんなことも知らないで、日本人なのか?と思う様なことに、日々出会します。。。。
その度に、先輩の兄様がたは丁寧に教えてくださるのです。 と。言うことで。 ある日の小生と職人の兄様の会話をご紹介したいと思います。
==表具について==
私:工房で今仕立てている、軸かっこいいですね〜
職人兄様:ああ。あの 三段表具ね。
私:なんか、あの絵が描かれている紙の周りにある細い筋みたいな線、かっこいいっすね。
職人兄様:ああ。小筋ね。紙に金箔を貼ってそれを細く切ってあるんだよ。あれは。
。。。。と会話は長く続いたのですが、全部書くと短編小説になるので、ダイジェスト版でいくと。
掛軸のグレードは、真・行・草と3つのくくりの等級を表すものだそうで。
真が一番グレードが高く、仏表具と言われることもあるそうです。
表具は、描かれている絵や、書の格に見合った表具をするのが常識なんだそうです。なので、例えば小生が、一生懸命絵を書いて、「これは品 格がある!」と自分で勝手に言っても、真の表具装にはしない方がいいんだそうです。かなり、しきたりを重んじた日本的感覚になりました。説明の時のスケッチです。
格等級、真・行・草のなかにさらに、真・行・草があるそうで、真の真、真の行、とあるそうで、格下の草には、真の位がないそうです。また、ここからも、日本ぽさを感じるのは、小生だけでしょうか。
上の上、上の中、中の下・・・・
上記の情報を元に、オンラインショップでも掲載させていただいている、辻村さんの軸、はどれに当てはまるのか?と自分で自分にクイズを出してみました・・・・ どれ?
お時間いただいて説明していただいた直後に、すでに迷子です・・・
と、もう一回聞きに行きました。
職人兄様:あぁ〜。これはね。創作表具。
私:え? 創作表具?
職人兄様:ええ。辻村さんの、モダンな作品に合わせて、創作。
私:え? 格式に厳しいと学んだ、表具の世界でも・・・創作ってことがあるのですね。
== ということで、株式会社かみ屋では、伝統と格式の表具から、創作表具まで、承っております。
お後がよろしい様で?(使い方あってますか?日本語弱いのですみません。)
定期的に、言いたいことを書いているので、 また、みにきていただけると、 うれしいで〜す。
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かみ屋の中の人(なかのひと)第2号
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