辻村史朗 油絵 ダンサー

4言目「特集:辻村史朗の小さな油絵」

こんにちは、かみ屋 中の人(なかのひと)です。

今日は、現在特集している油絵についてです。「特集:辻村史朗の小さな油絵

 

辻村さんは焼き物を始める前、画家を志したこともありました。焼き物のイメージが強い辻村さんですが、そんなこともあり、油絵などの焼き物以外の作品も精力的に制作されています。 

辻村史朗 油絵 ダンサー

辻村史朗「ダンサー」(ST01180)

 

 

辻村さんの描く油絵は、実際に訪れた場所や目にした物が題材になっていますが、そのときに描いたデッサンや記憶・イメージから、表現するのに余分なものを削ぎ落とし、ご自身なりに消化させて描いているとおっしゃってました。

 

例えば辻村さんの油絵に「シルクロード」という作品があります。当然これも実際にシルクロードを訪れた時の光景が元になっています。それは砂漠での光景なのか、草原なのか、はたまた町中なのか。どのような光景だったのかはお訊きしてみないとわかりません。ですが、こういう風に辻村さんは表現されています。

辻村史朗 油絵 シルクロード

「シルクロード」(株式会社三越発行「辻村史朗 絵画展」)

 

 

また「羅漢」という作品もあります。石仏を題材にしていますが、禅寺の修行僧として、各地を行脚修行した時に見た風景であったりするのでしょうか。

辻村史朗 油絵 羅漢

辻村史朗「羅漢」(ST01196)

 

 

過去の油絵の作品を見てみると、同じ題材の作品を今も制作していることに気が付きました。それらはきっと辻村さんにとって、とても印象的だったのでしょう。辻村さんにはどのように映ったのか、どう感じたのかが、作品を通して伝わってくるのではないでしょうか。

かみ屋 中の人

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